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差のあるクラスの指導 2/2

差のあるクラスの指導 連載2回目(最終)です!

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差があるのが当然だとわかっていても、その差に直面すると大きな差があり驚きます。空間と時間を共有するクラスで同じように指導し、クラス全体ではよくできているように見えても、個別に見てみるとその結果には大きな差がでているのがわかり、教え直しの部分が明らかになることはよくあります。また、逆にこちらの期待する以上の英語が出てきて、そこまでできるのか、よく覚えていたと驚くこともあります。こういう嬉しい驚きや落胆が次のレッスンのデザインのエネルギーになるように感じます。なにをどう教えたらいいかは学習者さん達がレッスン中に教えてくれ、指導者の指導技術を育てるのだと思います。

習熟度の差

目標にバラエティーと巾を持たせ、それぞれの学習者さんにあったことをおおまかに考えます。 例えば、会話文を練習している場合、よくできる学習者さんには発音やイントネーションの向上を要求します。文字を見ないと言えない人には、文字を見ないで相手の目を見て言えるよう、棒読みでなく感情を入れることを目標にするなど、それぞれにあった目標を考えて明示します。また、10のうち全員が10まで完全にできなくても、7くらいで終えても可とし、次の機会を待つようにして、巾を持たせるといいでしょう。生徒同士を比較するのではなく、それぞれが前の時点よりもよくできるようになったかを見極めるようにします。できない部分を指摘するのも大切ですが、やる気を失わない程度にします。目標は今のレベルよりも少し上、実現可能なことにし、継続する気持ちを持たせます。EFL環境でクラス以外であまり英語に触れない週1回のレッスンの場合ですと、進歩のカギは継続することです。

学習経験とレベルの差

レベルの差が一番頭を悩ます差です。年度の途中で新規入会を受け入れたり、1年目が終わった時点で2年目の学習者さんがいるクラスに新規の学習者さんを受け入れることがありませんか。

子どもクラスにはよくこういうことがあり、カリキュラム作りと教材選びにとても苦労します。かなり前になりますが、高学年クラスでフォニックスのワークブック1を終えて2に入ろうとする2年目になって、全くの新規の生徒を受け入れをせざるを得なくなったことがあります。当然ワークブック1も2も使えないので、苦肉の策としてワークブックなしで、絵カードを使って教え、1年後には皆が同様に三文字単語や簡単な絵本、リーダー教材が読めるようになったことがあります。また、メインのコースブックについては、レベル1が終わった2年目の時点で英語の学習経験ゼロのお子さんの新規入会があり、別のコースブックのレベル1を使って同じような文法内容を繰り返したこともあります。そういう経験を経てからは、文法シラバスのコースブックは使わずに、トピックベースでレッスンを進めることが多くなり、学習歴に差があってもなんとか対応しています。

差が大きすぎる場合

子どもの場合で学年と学習歴の差が大きい場合には、1レッスンの中に個別の時間を作って別々の教材を使って違うことをすることもあります。また高校生と大人が混在し、学習目的とレベルが違う場合には、クラスではなく自習室という位置づけにして、最初から共通の教材は使わずに各自別々の教材を進め、学習時間中に会話をする時間を設けるというシステムにしています。

差は避けられないので、いろいろな対応をすることが解決策でしょうか。

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