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ライティングの指導-2

勉強する男性

こんにちは。

前回英文ライティング指導についてのコラム「1回目」を掲載しましたが、今回「2回目(完結)」を送らせていただきます。

いま話題となっている英文ライティングの指導をされている先生に少しのヒントにでもなれば幸いに思います。

ライティングの指導-1はこちらをクリックしてお読みください!

文の構成に気付かせる

ライティングの場合は読み手の顔が見えませんので、伝えたいことをうまく整理して読み手がわかりやすいように書くことが要求されます。

書き始める前にマインドマップを描いたり,Post itに言いたいことを書き出してから、並べ替えたり足したりするなどブレーンストーミングをして、一度整理してから書き始めるといいでしょう(写真2)

写真2

このような書くためのスキルは、実践しているうちに自然に身に付くようになります。

まず何について書くかを述べて、自分の考えや事実を書き、それをサポートする実例を挙げ、最後に結論を入れるなどの構成はしっかりと身につけたいです。

First,Second,Then,After that,Finallyなどの語を使って簡単なことを表現する練習は、長い文章を書くときにも役立つでしょう。

日本語から翻訳しない

私自身の不思議な経験をお話しします。

以前に英語の先生向けのTEMIというニュースレターに掲載するために、What is a good teacher?というタイトルで書いてほしいと頼まれました。

バイリンガルのニュースレターなので、こちらで翻訳するから原稿は日本語でも英語でもいいとのことでした。

それなら楽をして日本語で書こうと思い、原稿を書き上げて送信してしばらくすると、英語にできないから自分で翻訳して英語の原稿も送信するようにと言ってきました。

幸い締め切りを延ばしてくれたので、翻訳しようと思ったら、不思議なことに自分で書いた文章なのになぜかうまく英語にならないのです。

それで日本語書いたことは一度忘れて、あらためてテーマについて英語で書いて何とか締切に間に合わせたことがあります。

同じころにJALT(全国語学教育学会)の子供の英語指導部会の会報のアクティビティコラムを担当していて、英語と日本語で年に4回書いていました。

この原稿はまず英語で書いてから、日本語で書いていましたので、逆をやるのはTEMIが初めてでした。

英語力と日本語力がなかったのかもしれませんが、実に不思議な経験でした。

高校生や大人の学習者さんが書くときや、高校受験の問題集の条件作文や英作文などを指導するときに思うのですが、表現したいことを日本語で考えてから英語にしようとすると変な文章になってしまいがちです。

翻訳するのではなく、一度表現したいことや状況を頭に思い浮かべてから、それを英語で表現する感覚だとうまくいくのではないかと思います。

Fact and Opinion

事実と自分の考えとをしっかりと区別して表現することもぜひ習慣づけたいです。

私は高学年の子供のクラスのレッスンの終わりに毎回その日にやったことで印象に残ったことをひとつと、レッスンの感想を書く時間を設けています。

2つの欄をつくってあるのですが、やったこと(fact)と感想(comment)の区別がよくつかないで両方の欄にコメントを書くことがよくあります(写真3)

ライティング指導3

写真3

以前に子供の教材でfact or opinion?という子供用のワークシートを見つけて感心したことがありますが、このように事実と意見をしっかり分けることに気付かせることは大人にも必要かもしれません。

小学校の頃に、「~の感想を書きなさい」などという課題を与えられて、楽しかったで済まされなくて困った記憶があります。最初に何をしたか、次にどこへ行ったかなど時系列で事実(fact)を述べてから、どう感じたかの感想(opinion)の2点について書くように指導されればよかったと今頃になって思います。

仕上げが肝心

話し言葉とは違って文字にすると残ります。

スピーキングでは聞き逃しがちな小さなミスも文字だと目立ちますから、スペリングや文法、カンマの位置などの書き方も正しくしたいです。

さらに個々の単語の使い方が適切かどうかなどを考えて書き直すといい文章になります。どのような目的で書くのかにもよりますが、できれば誰かに読んでもらってコメントをもらうと、自分では見えていなかったことがわかり、さらにいい文章になるでしょう。

書いたことは後で見られますので、学習者さん自身が自分の進歩を目で確認できます。

子供の場合には保護者の方たちがおうちで見て学習の成果がわかります。ライティングは時間がかかるかもしれませんが、年齢とレベルに応じてぜひ取り入れたいスキルです。

少しずつから始めると苦手感を持たずにいつの間にかかけるようになるでしょう。 (終)

 

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