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英語絵本をレッスンで活用する-Part-2

英語の絵本はEFL環境での学習にとてもいいリソースになるので、クラスで頻繁に読むようにしたいです。 絵本はいろいろな読み方がありますが、ここでは一回読んで終わりにする一番簡単な方法を紹介します。一方的に読み進めるのではなく、聞き手とやり取りしながら読むと楽しめるようです。

we are going on a bear hunt

写真はイメージです

座らせ方

子どもが床に座る場合には、膝を立てて両手を膝の前に組む「体育(館)座り」(「三角座り」と呼ぶこともあります)をします。

絵本の持ち方

紙質や照明の位置、座り方によっては、絵本が光って見にくいことがあります。本を少し下向き加減に持つと見やすいです。

1)読む前

表紙

表紙を見せて題名、著者名、出版社名を読み上げます。この後に表紙の絵について質問したり内容についてごく簡単に説明したりします。聞き手の経験について質問して、絵本の内容と聞き手自身をつなげるのは、内容に興味を持たせることができていい始め方だと思います。

Picture Walk

年齢の低い子や、英語の絵本に慣れていない子には、Picture Walkをするといいでしょう。Picture Walkは、読む前にページを繰って絵を見せて、文章を読まずにそのページに何が見えるかや、5W+1Hの質問をして、聞き手に考えさせ、絵本に興味を持たせる手法です。推測する力、絵をよく見る力、見たことや考えたことを表現する力を育てます。全部のページを見せる必要はなく、特に最後のページは見せずに最後まで興味を失わせないようにします。 終ったら最初のページに戻って文を読みます。

2)読んでいる最中

聞き手が各ページの展開についてきているかを観察しながら読みます。必要があれば説明しますが、翻訳者にならないよう、絵本と聞き手をつなぐ役割に徹するように注意します。繰り返しが多い絵本は、最初のページだけわかれば後は理解できますので、最初のページの内容をしっかりとわからせます。その他のページでも、ポイントとなる文章を押さえ、重要な絵について気づかせます。次のページがどうなるかや絵について質問するのもいいのですが、お話を楽しめる程度にして、物語の流れを妨げないようにします。 終わりのページは意外な展開になることも多く、そういう本は最後のページを開く前にどうなると思うかを聞き出すのもいいでしょう。

3)読んだ後

どんな内容だったかを引き出します。どんな人物が出てきたか、順番はどうだったかなどを質問したり、本のページを最初から繰りながらどのページが好きかや、感想をきいたりするのもいい方法です。自分が主人公の立場ならどうするかなどを考える機会にもなります。 時間があれば、お話の続きを考えて絵や文章で表現するのもいいです。

ブックレポート

年齢の高い子は、毎回ではなくても、ブックレポートを書くのも読後の活動としていいです。感想文という言葉を使わずに、ブックレポートと呼ぶほうがいいようです。本のタイトル、読んだ年月日、自分の名前を英語で書き、簡単なあらすじと感想、主な登場人物を日本語で書きます。ブックレポート用紙の裏にお話の続きを絵で表現することもあります。だいたいの内容を日本語で書くことで、英語で読まれたお話がしっかりとわかってよいようです。

絵本はレッスンのメインの教材として扱うこともできますし、サイドメニューとしても有効で楽しいです。時間が余ったときや、レッスンプランがうまくいかなかった時、予期しないことがあった場合の緊急教材として、常に1冊持っていると安心です。絵本をおおいに活用して心に残るレッスンをしたいです。

Book Report 創作付

Book Report 創作付

参考図書

Wright, Andrew. 1995. Story Telling With Children. Oxford University Press.

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実際の絵本を使ったレッスン実例

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