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急がば回れ-More haste ,less speed

急がば回れ-More haste,less speed

上達に王道なし

straight road

 

 

 

日常生活で英語をあまり使わない学習者さんは、自分の進歩を感じることが少なく、いつまでたっても知らないことが多く、思うようにしゃべれないと感じる人が多いようです。指導している者として学習者さんを客観的に見ていて、クラス開始時よりもずっと話せるようになった人に「上達しましたね。」と褒めても信じてもらえないことが多いのです。こういう人に数字で進歩を示せると納得してもらえます。

テストのための勉強

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テストや検定試験で点数や級などの数字に現れれば進歩がわかり実力を証明できるので、TOEICや英語検定試験を受験する人は多いと思います。こういうテストに向けて過去問題や市販の問題集、攻略本でテストのための勉強も必要なのですが、大人の場合は仕事の他に家庭生活にも時間を使うことが多いので、短期間で級や点数を上げるのはかなりの努力が必要だと思います。

過去問題を解いてテスト形式に慣れたり、持ち時間をどう使うかなどの作戦を立てたりすることは大切かもしれませんが、単語、熟語、構文を必死に棒暗記するだけではあまり英語力の向上に貢献しない事例を過去に見てきました。学校の定期テストもそうですが、テストが終ると忘れていることも多いようです。試験に出る単語のリストを何回も繰り返してひたすら書いて覚える方法が一番いいと考える人もいるようですが、 一時的な暗記ではなく、新しく学んだ単語が使えるようになるには、その単語にいろいろな形で何度も出会う必要があるそうです。集中して学ぶのではなく、時間をおいて復習することが効果的だそうです。

急がば回れ

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テストのための勉強をするのはすぐに得点に結びつき、効果的に思えるかもしれませんが、 遠回りのように思えても、テスト勉強だけをしないでレベルにあったテキストを使って学んだり、いろいろなメディアを使って英語で映像を視聴したり、歌や本、興味のある分野の雑誌などを通して文字と音に日々楽しく英語に触れたりして英語を取り込み、いつの間にか力がついてその結果がテストに現れるというのが理想的ではないでしょうか。ドラマやトークショー、ニュースなどを視聴するのは日常生活の流れの中に組み込んでしまえば、手軽に英語に触れることができます。本物の番組ではレベルが高すぎる場合には学習者向けの英語のサイトもいろいろありますので、諦めずに探してみるといいでしょう。

また、語彙を増やすには、いろいろな状況がわかる物語などのストーリー性がある文脈の中で感情を伴って出会うと定着がよくなると言われていますので、小説を読むのも効果があります。辞書なしで読める簡単な本からスタートしてたくさん読む多読(Extensive Reading)は効果があり、注目されています。高校や大学でも多読を実施しているところが増えています。

テキスト

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このようにして今の時代はクラスに通わなくてもいろいろな媒体で英語に触れることができますが、初級から中級への学習は進歩が遅くなる傾向があります。こういう場合は、英語クラスで自分にあったテキストを使った指導を受ければ、効率的に学べます。またクラスに通うことで、学習仲間や指導者とのコンタクトでやる気がでることもあります。また、自分の弱点を知ることができますので、弱いスキルを補うための教材を使って弱点強化も可能でしょう。英検とは関係がないテキストを使って学ぶのは、遠回りのように見えても、レベルさえ適切なら、自分の英語の基盤として役立つと思います。最近の外国の出版社のテキストは、TOEICの点数やA1~C2のようなCEFR(Common European Framework of Reference for Languagesヨーロッパ言語共通参照枠)の表示があるものが多いので、レベルにあったものを選びやすくなっています。

いろいろな研究が進んで指導法も学びについての考え方もどんどん変わっていっています。新しい教材を使ってかつて自分が学んだ方法とは違った方法を試してみるといいでしょう。英語学習に成功した人の例を読むと、一時集中的に英語を学んだり使ったりして、その結果レベルが急に上がったということが多いです。それが無理なら時間を長くかけることでしょう。週1回、1時間くらい英語に触れるだけだととても長くかかることを念頭において頑張ることで成功するでしょう。近年脳は私たちが考える以上に素晴らしいものであることがわかってきました。年だから覚えが悪いなどと諦めないで、自分の目標に向かって励んでください。

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