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シンガポール独特の英語”シングリッシュ”とは?

前回のコラムで、シンガポールの電車内のアナウンスが3か国語と書きました。

英語、マレー語、中国語、さらにタミル語というインドにルーツを持つ人たちが話す言語もあり、これら4つがシンガポールの正式な公用語なのですが、実はそれとは別に”シングリッシュ”なる言葉があることも広く知られています。

シンガポール写真1

”シングリッシュ”とは文字通り「シンガポール」と「イングリッシュ」を合わせた造語で、英語にほかの言語が合わさってできた、シンガポール独自の英語の訛り、方言です。

アメリカやイギリス英語に慣れている人からすれば、聞き取りがたい発音や言い回しが多々あり、最初はビックリすることでしょう。

私もタクシーに乗った際、運転手さんの話があまり聞き取れず、苦笑いをした経験があります。まるで20年前、はじめて留学をした時の気分でした。

 

一見、理解が難しそうな”シングリッシュ”ですが、どちらかというと英語の難しい文法を無視して(?!)簡素化しているので、私たち日本人にとっては慣れると意外に使えるかもしれません。

例えば、時制を考えない点。時制って、中学生が英文法の中で一番つまづくところですよね?三段活用を覚えないで良いなら、英語の勉強がどれだけ楽だろうかと思います。

たとえば「昨晩、お寿司を食べました」は” I eat sushi yesterday”といえばOK! eatをわざわざateに変化させなくてもyesterdayをつけることで過去の話とするそうです。簡単!!

また”Can”をよく使うことも知られているのですが、これも文法は完全無視。 「食べて良いでですか?」を” Eat, can?”といったり、” Can?”「いいかな?」”Can Can”「いいよ!」のようにひたすらCanだけで会話が成立するそう。

ちゃんと通じるのか?!と心配になってしまいますが、逆にこれなら子供でも気軽に話せるかも。試してほしいなと思います!

その他語尾に「ラ」や「ロ」をつけるのも”シングリッシュ”の特徴のひとつで、これは中国語の「了」からきており「~だよ」と強調する表現です。

英語の”~right?”みたいな感覚と思うとさほど気になりません。

シンガポール写真2

友人にこの”シングリッシュ”について聞いたところ、学校ではもちろん正しい英語(イギリス英語)を学ぶので時と場合によって使い分けるそうです。たとえば、友達と話すときは”シングリッシュ”。家族とは中国語か”シングリッシュ”外国人の友人とは英語、時々”シングリッシュ”。そして学校内や会社内では”ちゃんとした英語”のように。

なんだか日本語の敬語より使い分けが難しそう?

 

現在シンガポール政府はこの独特の言語をなくそうと取り組んでいるため、TVやラジオなどの公共放送での使用は禁止されているとの事で、そのせいか若い世代は比較的訛りが少ないと感じました。それでもまだ訛りがきついと懸念されることもありますが、私はその国の背景から生まれた文化なので嫌いではなく、排除してしまうのは少し寂しいなと感じます。それにコミュニケーションをとるには、単に発する言葉だけでなく、表情やジェスチャーも大切な要素。発音や文法を気にして何も言わないより、ちょっとくらい間違っていても、クセがあっても笑顔で話す方が楽しい。事実、シンガポールの人は私たちにとても気さくにおしゃべりして下さります。

頭で考えすぎる日本人でも、シンガポールでなら思い切って会話ができるかもしれません!

 

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